Skipper (スキッパー) は、 大規模データに対応する高速レイアウトビューワです。100GB超のGDSを表示、編集し、IP マージを行えるだけでなく、問題点の解析や検証、新たな設計データの生成等に役立つ各種機能が搭載されています。
機能一覧
- レイアウト・ビューワ
- レイアウト・エディタ
- IP・GDS マージ、チップフィニッシング
- ネット・トレース、ショート解析
- LEF抽出（アンテナ・パラメータを含む）
- LVL解析（レイアウト比較 ）
- 信頼性解析（IR/ESD)
- DRC/LVSデバッキング
- FIB (Focused Ion Beam) データ処理
- 3Dビューアー
- 電子サイン・電子透かし
- MEBES/JDVビューワ
- ESDビューワ
ビューア・エディタ、IPマージ機能
Skipperは大規模なGDS/OASISデータを高速に処理することが可能です。スケーラブルなマルチスレッディング技術により、100GBを超えるレイアウトデータを読み込み、表示、編集、ネット追跡、検索、プール演算、シールリング・サイジング等が可能で、IPマージ、GDSマージを高速に処理可能なため、チップフィニッシングを円滑に行う事が可能です。
ネット・トレース、ショート解析
Skipperは大規模なポリゴン処理を高速に行えるため、VDD/VSSのネット・トレース結果を数分で得る事ができます。ネット名による追跡やショートの検出も短時間で行う事ができます。
LEF抽出（アンテナ・パラメータを含む）
SkipperのLEF抽出エンジンは非常に高速で、かつアンテナパラメータも書き出されます。アンテナを考慮して上位階層から配線する事を可能にします。
豊富なオプションでピン、ブロッケージ、バウンダリをフレキシブルに変換できます。
LVL解析（レイアウト比較 ）
Skipperは同一、または異なるフォーマット二つの大規模レイアウト (フラット/階層) を高速に比較できます。 JDV、MEBES等のフォーマットもサポートされます。 これにより、テープアウト前とマスクデータ準備段階でのLVLを可能にします。
信頼性解析（IR/ESD)
SkipperのP2P抵抗抽出と電流密度計算機能は、マルチ・ソース・ドレインでのP/Gネット解析が可能なため、IR,ESDのホット・スポットを捉え、信頼性解析を行う事ができます。
