EDA on Xloud 2021年8月2日 by wpmaster Xloud社の 従量課金制 EDA サービス、EDA on Xloud (以降 EOX)は、弊社で販売代理店をしているEDAツールを「使用した時間分だけライセンス料を支払う」料金体制でご提供させて頂くサービスです。 「ツールは必要だが、年間のうち 30% しか使っていないため、年間ライセンスではもったいない」、「プロジェクトの都合で、2週間だけ10本以上のライセンスを使いたい」 などのご要望に柔軟にお応えします。 サービスを利用する方法は2つ EOXでは2つの方法でサービスを提供しています。お客様はご利用の環境や目的に合わせてサービスの方法を選択できます。 1)Xloudのライセンスサーバーからライセンスを使用するEOXサービスはライセンスだけを提供します。お客様の社内にあるホストにEDAツールをダウンロードし、使用します。ネットワーク環境やセキュリティを今までと同じままでEOXサービスをご利用いただけます。 2)クラウド上のEOX環境上でEDAを利用するGoogle Cloud Platform (GCP) 上に構築された弊社のEOX環境上で、EDAツールをご利用できます。GCPのサービスをフレキシブルに活用できる環境を整えておりますので、デザインの規模や複雑度に合わせて使用するホストの性能とリソースを選択可能です。また、設計プロジェクトの合間に固定資産を遊ばせる必要がなく、メンテナンスフィーも発生しませんので非常に経済的です。 EDA on Xloud に対応しているツール 以下の対応ツール一覧 にあるツール群をご用意しています。 Empyrean Technology Co., Ltd. Aether : AMS 設計 フレームワークALPS : 高速 SPICE 回路シミュレータArgus : DRC/LVS 検証ツールSkipper : 高機能チップフィニッシングiWave : ウエーブ・ビューアーQualib : ライブラリチェッカーClock Explorer : CTS デバッグツール Incentia Design Systems, Inc. Design Craft : 論理合成ツールTiming Craft : STAシミュレータ 利用状況は一目で確認できます ライセンスの使用状況や毎月の利用料金は、EOXのサービスする 「ライセンスレポート」 ページから、いつでもご確認頂けます。使用する機器の選択、現在実行中のジョブの確認、利用料金の確認がウエブ経由でいつでも確認できます。 お支払いについて EDA on Xloud では、月ごとにご利用料金を後払いでお支払い頂く方式に加え、決まった額をプリペイド形式でご利用いただくことも可能です。また、毎月のご利用料金に上限を設け、特定の金額を超えるとリーダーやマネージャーにメールでのご連絡が入るように設定することも可能です。 GCP上でEOXシステムを使うメリット EOXでは、GCPで使用するCPUのコア数、メモリ量をフレキシブルに選択できる環境を提供します。必要なハードウエアリソースを変更する事が可能なため、消費リソースが想定外に大きい時などには設計を止める事なく拡張が可能です。 パラレル実行で TAT を短縮 GCPのコア数と同時に、従量課金ライセンスの同時使用本数もフレキシブルに増加可能なため、マルチスレッドをサポートしているEDAツールのパフォーマンスを最大限に利用してTATの短縮が可能です。例えば SPICE 回路シミュレータのALPSではマルチスレッドをサポートしており、回路シミュレーションでの効果的な時間短縮が可能です。