Qualib – Library Checker 2021年10月6日 by wpmaster Qualib (クオリブ) はIP及びSTDセルのライブラリ品質を簡単かつ高速にチェックします。これにより、ライブラリのリリース前や受け取り直後で問題点を発見し、設計でのライブラリに依存したトラブルや遅延、品質の低下を未然に防ぎます。 ツールの概要 テクノロジーが進むにつれ、IPや STDセルのライブラリはさらに複雑になり、作成されたライブラリの精査、認証が非常に大切になってきています。生成を行ったツール以外の第三者がチェックを行う事が必要です。また、チェックするデータ量や複雑さから、高速にチェックを行う必要があります。もうひとつ、異なるフォーマット間での透過性も保証されなければなりません。Verilogとタイミングの間で定義に矛盾があったり、LEFアブストラクトからGDSをインポートした際にDRCエラーが起きるなどのトラブルは深刻な設計遅延の原因になります。 3つのライブラリ・チェック機能 1)各のライブラリ・フォーマットに基づいた完全性のチェック以下にリストするライブラリ・フォーマットについてその完全をチェックし、定義に矛盾やシンタックスエラーがないかを検証します。検証結果のエラーを認識しやすいGUI出力が可能です。レイアウト (GDS)フィジカル・モデル(LEF)タイミング・モデル(Liberty)ネットリスト(Verilog)シミュレーション (CDL)DFT(ATPG) 2)ライブラリの異なるフォーマット(ビュー)間での一貫性をチェックし、ミスマッチを検出します。以下にリストするフォーマット間で比較を行い、ビュー間での透過性を保証します。LEF vs. GDSLiberty vs. VerilogLEF vs. LibertyLEF vs. VerilogCDL vs. Verilog 3)バージョンやベンダー間での異差をチェックします。ライブラリのバージョンが変更された場合、供給ベンダーを変更した場合に、バージョン間、ベンダー間でのライブラリ比較チェックを行います。変更に依って起こるライブラリの変動が、デザインにどのように影響を与えるかを見積もる事ができます。 素早いデバッグを助けます Qualibは解析結果を素早くデバッグし、フィードバックできる環境を提供します。グラフィックと Tcl ベースのユーザー・インターフェースチェックリストの設定がわかりやすく簡単問題のあるエリアをピンポイント表示GDS と LEF のビューを比較表示グラフィックと テキストの両方で比較レポートを報告 IPプロバイダへの利点 チェックに特化したツールにより検証の質を向上高速な解析時間で検証を短縮顧客へ信頼できる高品質なIPを提供 IPユーザへの利点 設計早期にテープアウトを妨げる要因を発見テープアウト予定を逃す危険性の減少IPパフォーマンスを短期間に評価 プラットフォーム x86 64-bitRed Hat Enterprise V4, V5, V6, V7SUSE Linux 9 and 10