複数のグループで協調してひとつの設計を行うケースでは、更に様々な問題に直面します。
a. グループ同士でデータをコピーし合うと、手間だけでなく混乱も起こる。
b. お互いのデータを逐次参照したいが書き込みの制限もかけたい。
c. VPNでリモートサイト同士協調したいが回線が細く遅い。
d. 意思疎通のためのミーティングの負荷が大きい。
グループ同士が協調設計を行う場合も、全てのデータをリポジトリに集約すると言うSOSのエコシステムをそのまま延長してゆく事が可能です。キャッシュ・サーバーをリモートサイトに設置し、遠隔地にあるリポジトリへインターネットを経由してアクセスします。リポジトリに集約されたデータをリモート・サイトから直接使用できるので、設計者がデータのコピーや移動を行う必要がありません。更にお互いがSOSのリポジトリを持って運用している場合は、互いのリポジトリを参照しあう事が可能な、リファレンス機能がサポートされています。