Key Benefits
- SPICE 精度保持で高速化実現
- 迅速なポストレイアウト・シミュレーション対応
Key Features
- 精度 : SPICE と同等
- 処理能力 : 1000万デバイスを超える大規模デザイン対応
- ポストレイアウト・シミュレーションに効果的な "Smart Matrix Solver"
- 主要なカスタムデザインプラットフォームとシームレスに結合
はじめに
ALPS (アルプス) は、アナログ/ミックスシグナル設計でSPICEレベルの精度を保ちながら、高速かつ1000万インスタンスに及ぶ大規模回路のシミュレーションを可能にします。
トラディショナルなSPICEシミュレータと比べ、 ALPSは十分なパフォーマンスを保ちながら、高度な並列処理技術でシミュレーション時間を大幅に短縮します。
シミュレーション精度
ALPSは、主要なゴールデンSPICEシミュレータが生成するものと全く同じ波形を生成することができます。
また、各タイムステップ毎に精度の高い結果を得るための高精度素子方程式を用いることによって全回路のマトリックス演算が可能です。
処理能力
ALPSの特徴あるメモリマネージメント方式によって大規模アナログ回路やフルチップ検証がSPICE精度を保ったまま実行可能です。
約1000万トランジスタを超える回路規模のシミュレーションを実行できます。
パフォーマンス
ALPSはマルチスレッド実行が可能です。マルチスレッド・アルゴリズムによって、8並列実行時に平均で4倍から7倍の高速化が可能です。
特にポストレイアウト・シミュレーションに対応するため、ALPSは精度劣化のない独自の”Smart Matrix Solver”を採用しています。 これによって効率的、かつ効果的な収束性を実現し、パフォーマンスを高めています。
- ポストレイアウト・シミュレーションに効果的な精度劣化のない “Smart Matrix Solver”
- カスタム・アナログIP設計
- メモリ設計
- デジタルセル特性抽出
- カスタムデジタル回路設計
- ミックスシグナル・サブシステム設計
- マルチコア並列シミュレーション
- アナログ回路のパラメータ最適化
- スタンダードセル特性抽出
- 動的/静的回路チェック
- 標準出力フォーマット
- BSIM3, BSIM4, BSIMSOI, PSP, TFT, 等
- BJT, JFET, diode, 等
- S element
- 受動素子、および電源
- Verilog-A
- OP, DC, AC, TRAN, PZ, NOISE解析
- コーナー解析
- モンテカルロ解析
-
x86 64-bit
- Red Hat Enterprise V4, V5, V6
- SUSE Linux 9 and 10